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装幀


装幀 (そうてい、装丁)とは、一般的には本を綴じて表紙などをつける作業を指す。広義には、カバー、表紙、見返し、扉、帯、外箱のある本は外箱のデザイン、また製本材料の選択までを含めた、造本の一連の工程またはその意匠を意味する。そして、装幀を担当する専門家のことを装幀家、装丁家と呼ぶ。また、装幀と本文のデザインなどを含めた図書設計を行う専門家のことを、図書設計家と括る場合もある。

「装幀」と「ブックデザイン」という言葉は、同じ意味で使われることも、そうでない場合もある。

たとえば、書籍そのもので、

  ブックデザイン
   カバーデザイン
   カバーイラストレーション(カバー絵、装画)

と分けて表記されている場合もある。このような場合には、「ブックデザイン」はカバーを除いた部分、すなわち、書籍本体のデザインのみを意味する。

ブック・デザイナーの桂川潤によれば、

      装丁:たいていは「本のジャケット、表紙、本扉、帯」といった外まわりのデザイン(+装丁資材の指定)
       ブック・デザイン:これら外まわりのデザインに加え、判型、版面、見出しや本文の書体、本文用紙の指定など編集的要素を含めた「本のトータル・デザイン」という語感が加わる

とのことである。

「13歳のハローワーク公式サイト」には、以下のような記述がある。

  ブックデザインには、表紙やブックカバーなど本の外観をデザインする装丁と、本文までを全てデザインする造本がある。ブックデザイナーには両方手がける人もいれば、装丁のみ手がける人もおり、装丁を専門とする人を装丁家とも言う。

ブックデザインを中心に活躍するグラフィックデザイナーの鈴木一誌は[8]、以下のように、装丁よりもブックデザインを広いものと考えている。

  ブックデザインには、装丁だけやるブックデザインと、造本といって本文まで全部やるブックデザインがあるわけです。

  • 最終更新:2015-12-24 11:45:30

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